伊勢市の観光から!

伊勢市の観光について調査をしました。新幹線の中で記事を書いてますので誤字などすみません。今、赤福の社長交代騒動がYahooの記事に出ています。赤福の支援も大きい伊勢市でしたので驚きながら書いています!

伊勢市の観光について
人口130,271人、面積が208,53Km2の伊勢市は、伊勢神宮(外宮・内宮)を中心とした観光素材を利用した、様々なまちづくりを行っている。昨年は、第62回の神宮式年遷宮に当たり、1300年の歴史に様々なまちづくりの仕掛けを起こなつた特色のある市である。
近年の仕掛けでは、61回目の式年遷宮に当たった平成5年にの整備では、おかげ横丁のオープンにより観光客の呼び水の素材が出来上がった。その背景には、街並み保全地区のハード整備があり、内宮のおはらい町の整備と合わせた整備に効果が上がり、平成4年は35万人の入込客が、平成24年には452万人の13倍の人出となっているということでした。
また、昨年の遷宮の参拝客が、通年は500から600万人だが1400万人を越す参拝客があり、目標の達成を喜んでおられた。これも、マスコミの報道のおかげさまであり、情報発信力の影響は非常に強いものである。また、議会のご理解により観光予算が付けられるようになったとの事でした。
そこで、何がきっかけで議会の応援を受けられるようになったかということを聞きたかったので、まずは、産業観光部の組織についてた伺って見た。
同部には、農林水産課がありますが、一次産業との観光連携は道の駅での物販のみとの事でした。具体的な観光とのつながりはないとのことでした。
しかし、観光面には非常に力をいれられ、観光企画課と観光事業推進課の二つの組織で、各七人体制で運営がなされていました。また、伊勢・志摩のコンベンション事業に二人が出向し、伊勢・志摩の観光戦略と伊勢市独自の観光戦略をきちんと分担しているということ。
その伊勢市の観光戦略は観光企画課で行い、企画、宣伝、営業を担い、観光事業推進課では、観光イベントの実務、おもてなしは全般を担い、大きな観光全般の役割を二つの課が分担している組織体であった事は、伊勢市の観光に対する意気込みが感じられた。
なぜこのように力をいれる体制が整ったのかと尋ねると、伊勢市唐津市と同じ悩みを平成17年に検討し、その解決を行ったという事で、その実情を探った。
まさに伊勢市も、10年前の市町村合併後に、各地域の観光イベントと地域おこしの仕分けを行い、観光戦略を構築できる観光組織体の見直しに着手したということでした。私の現在の取り組みや考えをお話しすると、10年前の伊勢市の状況と同じであるということ。伊勢市では合併前の地域のお祭りも廃止して統合したということでした。このように、選択と集中により伊勢市の観光を磨いてきたという事で、それ以来観光に対する組織が出来上がってきたということ。
また、現在は、企画部門に観光特命官を配置し、観光についてのアドバイスをいただきながら戦略を立てている。(伊勢交通の社長・年間100万円)この、特命官により、様々な情報の提供や観光ツアーの構築もして頂くなど恩恵は大という事でした。
また、私共の課題である、観光動態調査のあり方、入込み客のマネジメントについても、その取り組みが行われていた。
この調査は、全国でもトップクラスの観光動態の調査を行なっているという。その調査は、携帯電話のGPS機能を活用し年4回の調査で、先進地的な観光客の入込調査を行ったという。その調査報告書をいただけた。(1300万円 ・ジャラン)
前回の白浜町においてもジャランがノウハウを持っているとのことでしたが、このような手法だったのかとうなずかされました。しかし、個人情報の問題などもあることから慎重な取り組みは必要だが、実態を把握することから戦略構想に繋がるという担当者の話には共鳴しました。
また、誰が中心となって取り組むのか、市役所かという質問を行いました。
回答は、私共は私共市役所しかないと思い事業を進めてきた。市役所が行うならプロパー的人材が必要でその人材になるためには長期的な人事が必要ということ。今回の説明の参事さんは、平成17年からの課題整理から尽力された方でした。まさに、質問に対しても的確に答えられる観光のプロという方でした。


◎集大会・スポーツ合宿誘致補助金交付について

企業の赤福 から、寄付 15億円を受け伊勢フットボールブィレッジを建設するという事業展開から、その施設活用から新しく大会費補制度にスポーツ合宿制度を増設した制度として25年度から交付したという。以前は一泊300円でしたが、補助額を、1000円×宿泊数  上限50万円に改正されたという。実績は、これから上がっていくだろうということで、近隣の自治体では
このような制度はなく、誘致活動の展開として、25年から500万円かけエージェントに委託、誘致事業に取り組んでいるという。委託先はJSP
また、伊勢市のサッカー協会も積極的に協力を行い、大学などに広報パフレット配布を行っているという。
唐津市においても、宿泊費補を行ってはいるが、金額や限度額の見直しを行い、エージェントが旅行商品を組み安くすることも戦略であると思う。
また、ソフトバンクホークス観戦戦略も打たれているようで、博多どんたく、阪神戦での伊勢市デーによる広報戦略も開催されているということでした。
伊勢市の観光戦略は、市が行うこと、県、エリアで行うことなど、コンベンション事業との住み分けを行いターゲットを絞った戦略を行われていることなど良い勉強になりました。