唐津幼稚園創立100周年記念式典!

11月20日(日)、唐津市民会館で唐津幼稚園創立100周年記念式典が開催されました。

祝辞文を掲載します。

唐津市唐津幼稚園の創立100周年を心からお祝い申し上げます。
100周年記念式典にあたり、ご尽力、ご協力を賜りました、実行委員会の皆様をはじめ、関係者の皆様に対しまして、敬意と感謝を申し上げます。
唐津幼稚園100周年準備ページで、幼稚園設立趣意の掲載を目にしました。
家庭の保育を裨補して幼児心身の発達に留意し善良なる習慣を涵養せしむるの機関として幼稚園を設け、また、今や我唐津町も九州屈指の開港場として且つ県下第二の都邑として、幼稚園の設立は急務中の急務で、世の紳士淑女の賛成あらん事を。明治四拾四年弐月壱日。
家庭の保育を助け補う機関としての幼稚園設立は、急務中の急務とありました。
近年、都市化、核家族化、少子化といった社会状況の変化は、家庭や地域の教育力の低下、また、情報化により、戸外で自然と触れ合って遊ぶ幼児の姿が減ってきました。また、女性の社会参加の機会の拡大や就労形態の多様化など、保育ニーズは多くなり、子育て支援の必要性を増加させております。
このような状況のもと、唐津幼稚園の設立趣意は、家庭の保育を助け補って、幼児の心身の発達に留意し、善良なる習慣を涵養するとあり、100年経過した今もなお、その趣意は受け継がれております。
幼稚園は、「生きる力」の基礎を培っていく場所であります。ここで培われた、「生きる力」の基礎が、子ども達の未来へとつながっていきます。今ここにいらっしゃる皆様方も、唐津幼稚園で培われた「生きる力」をもって、人生の荒波を乗り越えられてきたと察するところです。年齢を重ねていくと、過去に経験してきた山あり谷ありの経験を懐かしく思いますが、当時は、乗り越えるのが精いっぱいだったと振り返られるでしょう。
唐津幼稚園創立100周年記念誌にも寄せておりますが、
唐津幼稚園の100年の歩みに、命のつながり、人と人とのつながりを感じ、未来につながれていきますことを祈念いたしまして、祝辞とします。
結びに、本事業に大変なご尽力を賜りました関係各位に、重ねてお礼申し上げますとともに、ご臨席の皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げましてお祝いの言葉といたします。
平成28年11月20日
  唐津市議会議長 田 中 秀 和



子供達のお祝いのメッセージに心を打たれました。