市民団体から要請書!

三団体の連名で、「唐津市長不信任案の否決した事に対して、否決理由を市民に説明して欲しい」という内容の要請書を受け取りました!
私は、「なぜ否決したかという理由を市議会として答えることはできない。賛否の理由は個々の議員の判断で、各議員しか答えられないと」申し上げました。市民団体の代表からは、「議会として答えられなければ、各議員の考えを聞きたい」という事です。
まずここで、議会の経過を抑えておかなければならないと思います。
まず、経過を説明します。
12月末の事件が発覚後に議運で協議を始め、1月に臨時議会を開催し、この事件に関しての経過と再発防止を調査検討する「特別委員会」を設置しました。
それから特別委員会を開催しその中で再発防止の方向性を見出し報告書を市長に提出しました。
それを受け市長は、自らを厳しく律するとして、三月議会に市長給与、4月から3ヶ月間100%減額する議案が提出されました。
この議案の議案審査を、本会議の三日間の議案質疑の中で、市長の進退も交えた議論が交わしました。
また、その後、三日間開催した委員会審査においても、所管の総務教育委員会で同じ様に集中的な審査がなされています。
このように市長の責任に対する審査がなされた中で、議会の討論・採決がなされる最終日に、突如となく三名の議員の提案でこの市長に対する不信任議案が提出されたという経過です。
この提出を受け、最終日に、市民団体の皆様は、不信任の議案だけを傍聴に来られていたので、最終日の不信任議案に対して「質疑をなぜしなかったか?」「討論もしないで否決をするのはおかしい」という事を、傍聴席からヤジられていました。このことに対し私(議長)は、議事の進行に支障があるので、ヤジの制止を再三の注意を行いましたが、最終的に傍聴者一人の退場を命じました。苦肉の判断でした!
この日に提出された不信任議案は否決になりましたが、そのことについてなぜ?と言われても、議会としての回答はできません。議案の可否については各議員個人独自の判断です。
そこで、代表者調整会議を開き、要請書について代表者に説明しました。あとは、各代表者、各議員の判断にまかせ、議会としては応えようがない旨を提出者に回答しました。