手話言語法制定の意見書お願い!玄海町議会へ!!


佐賀県聴覚障害者協会理事長 中村稔氏に引率して、玄海町議会議長に意見書提出のお願いに玄海町議会を訪れました。
脇山議員に紹介をいただき、上田議長にご説明をさせていただき、意見書提出の陳情書を理事長が手渡しました。


1、手話言語法は何を目指すのか?
ろう児は、現在は口話法教育により手話教育は行われていません。しかし、補聴器などを利用しても、通常の話声を理解することは困難であり、話す口の形を見ても理解するのは非常に難しいのです。先生の話す内容が解らない。自由なコミュ二ケーションが妨げられて、学力や社会性の発達に重大な影響がある。

2、手話を使って教育をすると?
ろう児が手話で自由にコミュニケーションがとれると、先生の話す内容が理解でき、周囲との会話もスムーズになり、ろう児の発達に大きく貢献することが出来る。

3、手話を使う法律があるのか?
障害者基本法で言語に手話が含まれると改正されました。また、障害者総合支援法で地方自治体に対し手話通訳派遣事業を実施することが義務付けられている。

4、その法律で不十分なのか?
ろう学校で教育に手話を導入する、さまざまな場面で手話による情報保障、手話に対する正しい知識の啓発を行うということは、今の法律には定められていない。また、障害者総合支援法で地方自治体に対し手話通訳派遣事業を実施することが義務付けられているが、市町村の判断に任され、財政状況により政策がまちまちで、ろう者は非常に不安な毎日である。

5、手話言語法制定で何を目指すのか?
手話は、ろう者にとって母語であることを示し、ろう者が日常生活の中や職場で自由に手話を使ったコミュニケーションがとれる社会を構築すること。そして、ろう教育に手話を導入し、ろう児や保護者が手話に関する正しい情報を得る事が保障される環境を整える。それにより、ろう者が社会的に自由に生きられる事を目指す。

このようなことから、聴覚障害者協会の皆様は「手話言語法」制定に向けて取り組まれています。