国際局!

21日の新聞に出ているように、今議会に部設置条例の一部を改正する条例議案が提出されています。これは新年度の機構改革につながる議案です。

企画にある「国際交流に関する事」とある分掌事務を「国際政策および国際交流に関する事」に改、その機関を農林商工水産部に移管するという内容です。
これまで、国際交流は唐津市の歴史の中で姉妹都市交流を結んでいる都市との交流事業を展開し、市民と共に国際親善として様々な活動をしてきました。
しかし、アジア戦略を睨み、国際親善、交流に留まらず、姉妹都市を含めた経済交流の展開を望む声が上がり、専門的な国際戦略を行うポジションの創出の提案であることはすごく評価します。
しかし、現実に動き出している、フランス化粧業界との連携事業(コスメティック構想)の担当がある部署にこの戦略的部署を移管することに市議会の中に異論があるのも事実です。
不安要素を考える時、この部署の役割を私なりに考えると次のことが想定されます。

(企画・戦略)*これからのプランニング

1、姉妹都市との今後の親善並びに経済交流の更なる戦略
2、アジア戦略における物流販路拡大(農林水産業の一次産業から全般)
3、外国人観光客誘致(インバウンド)戦略
4、唐津曳山など文化資源を活用した海外戦略(ユネスコ文化遺産登録に向けた)
5、クルージング船(ポートセール)などの誘致戦略
                         など

(実行戦略)*現在動き出しているプロジェクト

1、フランス化粧業界との連携事業(コスメティック構想)
2、グアムとの物流 
3、大連・瀋陽との物流  ・・・現在はトーンダウン

などが考えられます。

これらの取り組みを総合的に見ると、総務部、農林水産商工部、観光文化スポーツ部、都市整備部、教育委員会など、多岐に渡る分野となり、この総括的機能を農林水商工部に移行することで、本当に国際戦略の部署として機能するかが争点となっています。

国際戦略の部署設置は大いに賛成ですが、国際戦略の総括部署をどこに設置すれば戦略的機能がフルに発揮できるのかを、議会としてこの議案の意見の取りまとめを行っています。