唐津市議会:要望書2!

藤元支配人から要望書が気になるとの事ですので掲載します。


平成23年11月 吉日

唐津市長 坂井俊之 様 
平成24年度以降に向けた唐津市政への提言
坂井市長におかれましては、唐津市政の発展にご尽力をされておりますことに、深く敬意を表します。
 この度、私ども志政会としまして、次年度以降の市政への提言を別紙のとおり取りまとめを行いました。
どうか、この意をおくみ取りいただき、各項目の早期実現に向け、鋭意ご努力されるよう強く要望いたします。
以上、よろしくお願いいたします。
     
1 国の制度改正等への速やかな対応
社会保障制度や農林水産業関連を始めとする経済産業対策など、国の動向を注視し、適正な対応を求める。

2 財政の健全化、行財政改革の推進
行財政改革は、市民サービスとともに行政運営の命題であり、さらなる行財政改革を求める。
(1)行財政改革の更なる推進を行うこと。
(2)合併特例債の活用期限の延長を睨み、唐津市総合計画との整合性を図り、持続可能な財政運営を行うと共に、合併特例債の上限額の見直しなども視野に入れた、有効な財源確保に努めること。

3 玄海原子力発電所に関する安全・安心に対する対応
東日本大震災津波などによる福島第一原子力発電所の事故により、原子力発電所安全神話は崩壊した。唐津市議会においては今日まで、プルサーマルに係る特別委員会での7項目の推進、玄海原子力発電所・新エネルギー等対策特別委員会での再稼働についての意向書を掲げ、市民の安全・安心を求めるために様々な研究を行っている。唐津市においても、今後の原子力行政に注視するとともに、市民の安全・安心の確保に努めること。
(1)7項目の早期実現
(2)意向書に掲げた四つの不安の解消
(3)玄海発電所に関する国、県、九州電力の動向調査
及び報告に関すること 
 
4 新エネルギー施策の推進
  福島第一原子力発電所の事故により、国のエネルギー施 
 策そのものが変わろうとしている。そのような中、唐津市
 の地域性を活かした新エネルギーの実用化、エネルギー使  
 用の効率化の推進を求める。
(1)環境に配慮した、循環型社会を目指すこと。
(2)新エネルギー関連産業都市としての展開を求める。


5 地域情報化利活用の推進
地域情報化基盤整備に伴い、この情報網を活用した施策により、更なる情報化社会の構築を図ること。
(1) ユビキタス地域社会を実現する地域情報化(高
度情報通信)の推進
(2) 電子自治体の構築
(3) 緊急放送への活用の研究と他の関連施設(防災
無線、個別放送、メールなど)との連携
(4) 今後の維持管理に関する事項の検討

6 市役所新庁舎建設計画の推進
  将来に向けた新庁舎建設の計画を早急に行うこと。
(1) 活用期限の延長を睨んだ、合併特例債を含めた有効な財源確保の検討
(2) 唐津市公共施設整備基金の拡充。

7 北部医療圏構想の早期実現
市民の安全・安心の確保の為に、唐津赤十字病院を核とする北部医療圏構想の早期実現を望む。
(1) 唐津赤十字病院建設地の早期選定
(2) 北部医療圏における、救急、災害医療(被爆医療を
含む)体制の充実 
(3) 市民病院の医師体制の充実と、唐津赤十字病院との
更なる連携の強化
(4) 市民病院と離島診療所の一体的な運営の継続

8 企業誘致の促進
厳しい経済状況の中、優遇措置等を最大限に活かした企業誘致活動を展開し、雇用の確保や地元企業の振興に努めること。
(1) 企業立地促進特区指定に関する優遇制度や企業立地
促進条例に基づく優遇制度をはじめ、県市など独自の支援制度を有効活用すること。
特に、厳木工業団地の企業誘致に努めること。
(2) 国や県の関係機関に積極的に誘致活動を行うととも
に、県人会などあらゆる人脈をたどり訪問誘致活動を展開していくこと。
9 小・中学校に関する統廃合問題の解決
少子高齢化が全国的に進む中で、唐津市においても児童・生徒数は減少傾向にある。将来の唐津市を担う子供達のたくましく生きる力を育み、子供達に平等で充実した教育効果を高めるため、学校適正規模と適正な通学区の形成を図ること。
(1) 学校の統廃合にあたっては、地元説明会等で説明を
尽くし、地元の方々の話を十分聞き、理解を得るように最善を尽くすこと。
(2) 特に、離島や山間部など交通の利便性の不利な所に
は配慮しながら通学支援を十分行い、通学の格差解消に努めること。
(3) 統合先の校舎の整備にあたっては、耐震補強工事な
ど施設の整備を優先するなどの配慮をすること。
(4) 適正規模の学級編成に取り組むことで、学力向上や
集団活動等、格差のない(充実した)教育効果につながるよう努めること。

10 唐津地区港湾整備の促進
唐津地区港湾の活性化は、唐津市にとって重要課題である。現在、唐津港・呼子港・星賀港の整備が進められている。
そこで、各港湾が抱える問題点の早期解決を図り、早期整備に努められるように強く要望する。


11 漁業、農業、林業及び商工業の振興と推進
  関係団体との協議をさらに図り、極め細やかな施策の展開を行うこと。

12 西九州自動車道及び佐賀唐津道路の事業促進、アクセス
道路の整備促進
自動車道の開通は、流通のスピードアップ、広域的な物流の支援、防災機能・安全性の向上や観光面からも重要であり、一日も早い全線開通を求める。

西九州自動車道
(1) 北波多インターまでの早期完成
(2) 浜玉IC、唐津IC、山田千々賀ランプ、北波
多ICのアクセス道路の整備
佐賀唐津道路
(3) 長部田インターから唐津インターまでの早期ルート
決定と早期完成

13 国道202バイパス・唐津大橋の4車線化
国道202号バイパスにおける最大の課題が、唐津大橋の区間のみが2車線であり、バイパス機能を損なう機能体系にあることである。是非とも現況を調査いただき早急なる対応をお願いしたい。

14 道路の整備促進及びに維持管理の充実
唐津市となり、道路施策は極めて重要となってきている。今後の新設、改良、維持管理において、計画性をもった施策の展開を行うこと。
(1)主要道路の整備促進(新設・改良)
(2)生活道路の整備促進(新設・改良)
(3)交差点の渋滞緩和対策
(4)維持管理施策の拡充
(5)市民協働による維持管理体制の構築

15 政策立案・決定の一元化
重要施策の立案・決定にあたっては、縦割りの組織によらない一元化を求める。