唐津市議会:今日の記事から!

玄海原発 唐津市議会の特別委で質疑!≪朝日新聞記事から≫

 経済産業省原子力安全・保安院九州電力の担当者を招いて20日に開かれた、唐津市議会玄海原子力発電所・新エネルギー等対策特別委員会は、議員12人が約5時間半をかけて質疑を繰り広げた。九電と市との安全協定締結問題について玄海原発の村島正康所長は「市と相談したい」と前向きな態度を示した。
 前田一徳議員が「地震後3カ月を経過して、やっと原発の隣接地の唐津市に説明に来るとは大変遺憾」と大声でただすと、議席から拍手がわいた。
 質問の焦点は、市と九電との安全協定の締結。唐津市は九電と直接、安全協定を結んでいないため、今回の玄海原発2、3号機の運転再開を巡る問題でも、保安院や九電からの説明が遅れたと、市議会では不満が強まっていた。
 これに対して、保安院山本哲也原子力発電検査課長は「安全協定は、事業者と自治体の間の問題」と答弁。これを受けて、村島所長は「市の意向は十分わかっているので、今後、社内検討を重ねて市と相談したい」と前向きに応じた。

 坂井俊之市長は「安全協定の内容もこれまでと変わる可能性もある。事務レベルから九電との話し合いを積み上げたい」と語った